月光荘教室
11月より銀座の画材店、月光荘で開催されている絵画教室にて、新たに教室を担当させて頂くことになりました。 教室の内容は「透明水彩絵の具で作る色見本。」
風景の中から色を見つけ出し、透明水彩絵の具を使って色見本を作る教室です。この教室では絵を描くのではなく、絵の具の基礎的な使い方から始まり、オリジナルの色を作っていくことを目的としているので、絵が苦手な方でも透明水彩を始めたい方にもおすすめです。第一回目は「銀座の色見本」を作ります。 ---- 【おおのきよみ教室】 旅先でスケッチをし、色を塗る過程でその土地の色見本が生まれました。色見本の色彩は、形がなくてもその場所のさまざまな思い出を呼び起こします。 この教室では、透明水彩絵の具の基本的な使い方から、見えている色、感じている色を絵の具に置き換える混色方法まで、自分だけの色を作り出すコツを楽しくお伝えし、オリジナルの「色見本」を作ります。 ・テーマ:「銀座の色見本」 ・日時:2016年11月23日(水・祝)13:00~17:00 ・受講料:6,500円(税抜) ・定員:4~8名様
(開催一週間前のお申込み・お支払いが4名様以上にて開催決定。) ・会場:月光荘画室3 東京都中央区銀座8-7-5金春ビル4F ・持ち物:透明水彩絵の具、筆、パレット、スケッチブック(2F~4Fくらい)、布巾(雑巾)、筆記用具(メモ用)、カメラ(携帯などでOK) ・お問い合わせ、お申し込みは月光荘画材店までお願い致します。TEL 03-3572-5605 ---- この教室を始めるきっかけについて少し。 私は旅行に出てスケッチをすることは絵の勉強という感覚があったのですが、最近は新しい色を作り出す機会と感じるようになりました。新しい景色に出会って、描いて、思いもよらない新しい色合いが自分の中に溜まっていくこと、今私が一番楽しく感じるのはこの部分です。 風景の詳細な形を忘れてしまっても、その色合いは印象に残ります。なんとなく思い出に残っている部分や感覚的なことは、色の力が大きいように思います。様々な場所で新しい色を見つけ、自分の中に残していくことは、とても楽しく豊かな気持ちになります。この楽しさを共有できたら...と思いました。 教室では私も一緒に新しい色を作って、色のストックを増やしていきたいと思っています(自分の中では研究室の心持ちです)。毎日の空の色や、日々の食事、季節の花などの色をちょっと残せるようになる、そんな教室を目指しています。 月光荘の創業者、橋本兵藏さんが残されたこんな文章があります。 -- いつもの生活に色を取り入れる。 さあ、これから一枚の絵を描くぞ、と意気込んで絵の具を使うだけじゃなくて、もっと気軽に生活のなかで色と遊んでもらえれば、自然と世界が広がるんじゃないかって思うのです。 例えば絵はがきなんかで「今日は素晴らしく晴れた日で、海でリラックスできたんだよ」っていう何気ない内容にしても、プルシャンブルーやウルトラマリンがひと筆ふっと入っているだけで、「ああ、この人はそういう気分で過ごしたんだなあ」と素直に伝わってくるんですね。それだけで、もう一つの作品なんです。 いつもの生活に色をちょっと取り入れることで、いつもより少し、豊かな気分をぜひ。 --
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。